いつも城守で 使かわしてもろうとる郷土館
弘化2(1845)年 8代藩主宗城の時代
現宇和島郵便局の一郭に 武器庫として建てられたんと
「武器庫と倉庫の違いは?」
普通の倉庫は 床が土間なんと
ほうやねえ米俵を収めたら 床が抜けてしまうかも・・・
「現存の武器庫は 全国的にも 2カ所だけです」
中央の入り口は 玄関に改修されとるけど
3ヶ所の入り口があり 部屋も三部屋に分かれとったんよ
ホゾ穴の跡も残っとるんよ
二の丸から 本丸に登る階段には
櫛型(形?)門があったんと
櫛の形の門? どんなんやろうかと ずーっと?やったんよ
寺社仏閣にある へんてこな形の窓があるやろ
その花頭窓(かとうまど)のある 門やったんと
窓の格子が 櫛の形に見えたんかねえ
因みに 花頭窓は「火灯窓」やったんと
木造建築では 火は一大事 花頭窓になったらしいんと
石垣・石段には 柱の跡が残っとる
その上側には控柱跡と その又上側にもう一度控柱跡が
もちろん両サイドには 櫓があったんと・・・・・
想像しただけでも びっくりやねえ
上り立ち門へ
武家の正式な門 薬医門形式なんと
表側には長方形の鏡柱 控えは正方形
冠木(かぶらぎ)も表は方形 控えは円形
屋根は門扉が濡れんように 後ろが長いんよ
創建時代を考察すると 貴重なもんらしいでー
薬医門は屋根が大きいんで 防御や攻撃に弱いんと
関ヶ原以降は 完全に高麗門に変わったんと
高麗門は 冠木の上に直接屋根を載せて
控柱の小屋根に 雨水のかからんように収めとるんと
この画像は 当日のもんやね
「いいですかー ここまではわかりましたね?・・・」
「素晴らしいですね・・・珍しいですね・・・」
「格式高いですね・・・」
「ここだけですね・・・他にはあまりありませんね・・・」
「自慢できますね・・・」
先生の口癖なんよ
地元の人に 古建築を愛してもらいたいんやね
まあ 悪い気はせんわなあ
門は 必ず内側に開いて
閂(かんぬき)は内側から見て 左から右へと通すんと
閂鎹(かんぬきかすがい)は 左門扉に2個 右門扉に1個
閂鎹の先端は扉の表面に突き出して 先を折り曲げ
乳金物で隠されとるんよ
今まで教わってた事も・・・ 初めて知った事も・・・
こんな視点でお城に登ったら ますます興味深いよねえ
さあ お城に登って確かめてみてやんさいや!
弘化2(1845)年 8代藩主宗城の時代
現宇和島郵便局の一郭に 武器庫として建てられたんと
「武器庫と倉庫の違いは?」
普通の倉庫は 床が土間なんと
ほうやねえ米俵を収めたら 床が抜けてしまうかも・・・
「現存の武器庫は 全国的にも 2カ所だけです」
中央の入り口は 玄関に改修されとるけど
3ヶ所の入り口があり 部屋も三部屋に分かれとったんよ
ホゾ穴の跡も残っとるんよ
二の丸から 本丸に登る階段には
櫛型(形?)門があったんと
櫛の形の門? どんなんやろうかと ずーっと?やったんよ
寺社仏閣にある へんてこな形の窓があるやろ
その花頭窓(かとうまど)のある 門やったんと
窓の格子が 櫛の形に見えたんかねえ
因みに 花頭窓は「火灯窓」やったんと
木造建築では 火は一大事 花頭窓になったらしいんと
石垣・石段には 柱の跡が残っとる
その上側には控柱跡と その又上側にもう一度控柱跡が
もちろん両サイドには 櫓があったんと・・・・・
想像しただけでも びっくりやねえ
上り立ち門へ
武家の正式な門 薬医門形式なんと
表側には長方形の鏡柱 控えは正方形
冠木(かぶらぎ)も表は方形 控えは円形
屋根は門扉が濡れんように 後ろが長いんよ
創建時代を考察すると 貴重なもんらしいでー
薬医門は屋根が大きいんで 防御や攻撃に弱いんと
関ヶ原以降は 完全に高麗門に変わったんと
高麗門は 冠木の上に直接屋根を載せて
控柱の小屋根に 雨水のかからんように収めとるんと
この画像は 当日のもんやね
「いいですかー ここまではわかりましたね?・・・」
「素晴らしいですね・・・珍しいですね・・・」
「格式高いですね・・・」
「ここだけですね・・・他にはあまりありませんね・・・」
「自慢できますね・・・」
先生の口癖なんよ
地元の人に 古建築を愛してもらいたいんやね
まあ 悪い気はせんわなあ
門は 必ず内側に開いて
閂(かんぬき)は内側から見て 左から右へと通すんと
閂鎹(かんぬきかすがい)は 左門扉に2個 右門扉に1個
閂鎹の先端は扉の表面に突き出して 先を折り曲げ
乳金物で隠されとるんよ
今まで教わってた事も・・・ 初めて知った事も・・・
こんな視点でお城に登ったら ますます興味深いよねえ
さあ お城に登って確かめてみてやんさいや!